2017.08.29
アンチエイジングに重要な基礎知識!Part3 食事編
前回は、アンチエイジングにとって重要な要素である「睡眠」や「運動」などの習慣についてご説明しました。
身体の老化には、普段の生活習慣が深く結びついています。健康の乱れは身体の表面に顕れてしまうため、常に規則正しい生活を送ることが重要です。
今回はそんな大切なもう一つの習慣、「食事」についてお話したいと思います。
・「食事」が身体を作る
私たちの身体は食事によって維持されています。食事を行わなければ、身体に栄養が行き渡らず、身体が活動するためのエネルギーも生産されません。そのため、肌のハリや運動を行う身体機能が低下してしまうのです。
その上、身体に栄養が入らないことで、肌を酸化から守るビタミンなどが不足し、肌の受けるダメージが増加してしまうといったデメリットも挙げられるのです。
しかし、その逆もあります。肌を守るために必要な栄養などを効率よく取り入れることで、身体の代謝機能を高めたり、抗酸化作用が得られたりなど、食事はアンチエイジングにも重要な役割である習慣の一つです。
そのため、普段から栄養バランスを考えた食事習慣を作ることも、アンチエイジングに効果的な方法となります。
・どのような食事を取ればよいのか
前回の記事で肌の老化を及ぼす「活性酸素」についてお話しました。
活性酸素は紫外線や過度の運動を行うことで発生し、肌を酸化させくすみやシワなどの原因となってしまいます。
そのため、それらの酸化を防ぐために「抗酸化作用」と呼ばれる機能を持つ食べ物を多く取り入れることが重要です。
強い抗酸化作用を持つとされるものには、ビタミンEやポリフェーノール、カテキンといった成分が挙げられます。
ビタミンEやポリフェノールは果物や豆類に多く含まれており、中でも「大豆」は第一回でお話した「エストロゲン」に近いホルモンを含んでいるため、非常に強いアンチエイジング効果を持つ食べ物のひとつです。普段の食事にも取り入れやすいのも嬉しいですね。
また、これらの老化を防ぐ食べ物とは反対に、老化を促進してしまう食べ物も存在します。
一般的に「糖化」と呼ばれる現象も身体を衰えさせてしまうモノの一つです。
糖質の高い食べ物を摂りすぎると、体内で糖とたんぱく質が結びつき、強い老化促進物質となってしまう他、糖尿病などの生活習慣病まで引き起こしてしまいます。
そのため、身体に悪影響を持つ食べ物を減らし、アンチエイジングに効果的な食事を増やす食習慣作りが大切です。
2017.08.25
アンチエイジングに重要な基礎知識!Part2 習慣編
前回はアンチエイジングの基本的な知識についてお話しました。
肌は日常の中で様々なダメージを受けてしまいます。ある程度は肌自体が持つ再生機能や代謝などで修復されますが、対応しきれないダメージについては身体の内側と外側両方からの対策が必要になることがわかりましたね。
今回は、肌を美しく保つために日常的に簡単に行える対策についてご紹介したいと思います!
・「睡眠」と「運動」でホルモンバランスを整える
身体のホルモンバランスは肌にも多くの影響を及ぼします。例えば、思春期になると性ホルモンが活性化し、幼少期に発生することは少なかったニキビなどの肌荒れが起こりますよね。
勿論、これは大人になっても同じです。特に女性の場合には、肌の新陳代謝や老廃物の排出などに大きな効果を持つ「エストロゲン」というホルモンが多く排出されています。
これがなんらかの影響により乱れてしまうと、肌がダメージに対処しきれなくなり、肌荒れやニキビという形で表面に現れてしまうのです。
ホルモンを正常に保つためには「睡眠」と「運動」が鍵となります。
みなさん御存知の通り、睡眠は身体を維持するために重要な行為です。
睡眠中には日中受けた身体のダメージやストレスを低減・修復する「成長ホルモン」や「メラトニン」が分泌され、これらはアンチエイジングにとっても多くの望ましい影響を及ぼします。
毎日の睡眠時間や入眠のタイミングを意識して整えるなど、正しい睡眠習慣作りを行うことが重要です。
また、適度な運動を行うことはこれらのホルモンの分泌をより活性化することに繋がります。
運動よって傷ついた細胞を修復するために成長ホルモンの分泌がより促され、より質の高い睡眠を取ることが可能となるのです。
しかし、過度な運動は修復が追いつかなくなり、逆に老化を促進してしまうため、適度に行うことを意識してください。
・睡眠の妨げになる「ブルーライト」
近年、多くの電化製品で使われている「LED」には、「ブルーライト」と呼ばれる非常に刺激の強い光が含まれています。
恐らく、ブルーライトによって視力が低下するなどの話は、みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ブルーライトカットなどの機能がついたPCメガネなども一時話題になりましたね。
このブルーライトはアンチエイジングにとっても大敵です。刺激の強い光のため、身体は日中などと変わらない明るさだと勘違いして交感神経を刺激し、入眠しづらくなってしまったり、身体を休めるために必要な副交感神経への切り替えが上手くできなくなったりしてしまいます。
そのため、「夜はブルーライトを強く放つ電子機器の使用を控える」、「ブルーライトカット機能のあるメガネやクリームを使用する」などの対策が必要となってくるでしょう。
睡眠が上手く取れなくなってしまうと、当然、ホルモンバランスも乱れてしまいます。
健康な生活を送るためにも、睡眠を大事にした習慣作りを大切にしましょう。
2017.08.21
アンチエイジングに重要な基礎知識!Part1
最近、頻繁に「アンチエイジング」という言葉を耳にしますよね。
アンチエイジングはその言葉の通り、老化を抑えるための処置や療法のことを指し、「抗老化」や「抗加齢」などに訳されます。
テレビなどのメディアで取り上げられるようになってから日本人の美意識が向上し、アンチエイジングに取り組まれている方も増えてきました。
アンチエイジングには、自宅で簡単にできるものからエステなどで専門的な処置を行うなど方法は多岐に渡ります。
今回から数記事に渡って、アンチエイジングについての知識を身に着けていきましょう!
・アンチエイジングは何歳から始めればいいの?
アンチエイジングにはもちろん、「若返り」の意味も含まれていますが、より高い効果が見られるのは「抗加齢」の部分です。
年齢を重ねるほど、身体の持つ皮膚の再生機能や代謝などは低下し、そうなると肌が以前のハリや弾力を維持できなくなり、たるみやシワなどが発生してしまいます。
このように、一度傷ついた細胞を若返らせるよりも、たるみやシワが出来る前に若い細胞を長く残すことの方がより簡単で確実に美しさを維持することに繋がるのです。
だからと言って、若い時からアンチエイジングで肌に栄養を与えすぎてしまうと、身体自体が持つ再生機能が機能する必要がなくなってしまうことがあります。その結果として、皮膚自体の機能が低下してしまう可能性があるのです。
そのため、若い内は基本的なスキンケアを行いつつ、老化の原因となるような行動を抑える程度にアンチエイジングを意識するとよいでしょう。
・老化の最大の原因である「紫外線」対策
年齢的に若くてもスポーツや海水などに頻繁に触れる方は、比較的早く老化が始まる傾向が強いです。
紫外線は肌の持つコラーゲンを破壊し、保湿機能や弾力などが失われカサカサ、ザラザラとした傷つきやすい肌に変えてしまいます。
また、身体は紫外線から肌を守ろうと活性酸素を発生させます。りんごの断面なども、切ってから、しばらく置いていると見る見るうちに黄色くなってしまいますよね。このように、酸化は肌の変色や痛みを招いてしまうのです。
肌が酸化してしまうとシミなどの原因になってしまうため、なんらかの対策を行わなくてはなりません。
そのため、頻繁に日中活動する方やスポーツをされる方はSPF50++など効果の高い日焼け止めを常用するとよいでしょう。
また、酸化した肌にはビタミンEの摂取などで、身体の内側から活性酸素の影響を抑えることが可能です。
身体の内側と外側、両方からの対策で肌を老化からしっかりと守りましょう!